外壁が錆びてしまう原因は?
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皆さんこんにちは!ブログ執筆をさせていただきますラディエントの結城です。
今回は自宅の外壁に発生している錆びは放っておいても大丈夫なの?どうすれば錆びにくくなるのかな?と疑問に感じている方に向けて詳しく解説していきたいと思います。
Contents
外壁に発生している錆びってどんなの?
下記の写真をご覧ください。
錆びの種類は主に「白錆び」と「赤錆び」と呼ばれる二種類があります。
白錆び
赤錆び
外壁に錆びが発生してしまう原因
外壁に錆びが発生する主な原因は以下の通りです。
◇建物内部への水分の侵入
外壁塗装をしたばかりの外壁は、塗膜の防水効果によって錆びが発生しにくくなっています。
しかし時間の経つと共に塗膜の防水効果が次第に弱まると、外壁の割れなどが発生する可能性が高くなります。
そして外壁の割れから雨水が壁の内側に侵入してしまうと、モルタル壁のラス網(モルタルの剥落を防ぐためにモルタル下地として使用される金網)に水分が付いてしまいラス網が錆びてしまいます。
その場合には、外壁の表面にラス網の錆び汁が浮き出てくるようになります。
◇金属製の外壁の劣化
外壁に金属サイディングやカラー鋼板(トタン)などの金属製の材料が使用されている場合には、経年劣化で錆びが発生します。
また、比較的に新しい外壁材であっても、擦り傷やひっかき傷などをそのまま放っておくと劣化が進行して錆びやすくなるので、早めに補修することをおすすめします。
◇外壁の塗装ミス
金属製の外壁材に塗装工事をした際に、ケレン作業などの下地処理がしっかりと行われなかったり、下塗りの防錆剤が正しく塗られなかったりすると、塗料の性能が発揮されずに短期間に錆びが発生してしまうことがあります。
そのため、金属製の外壁の塗装工事では、錆びの発生を抑えるための下地処理や下塗りが非常に重要になります。
◇もらい錆び
外壁の近くにある金属製品に発生した錆びが外壁に付着することで発生する錆びのことをもらい錆びといいます。
金属製でない窯業系サイディングやモルタルの場合でも、錆びを貰ってしまうことがあるので注意が必要です。
雨樋の金具、シャッター、バルコニーの手すり、照明器具、外壁に立てかけて置いてある脚立などがもらい錆びの原因になることが多いです。もらい錆びを防ぐためには、錆びやすいものはなるべく外壁の近くに置かないようにすることが大切です。
外壁の錆びを放っておくと家の寿命が縮まる
外壁にサビが発生したときには、その発生源を明らかにして適切な処置を行わないと、錆びは時間の経過と共に徐々に広がってしまいます。
そしてある程度進行してしまうと、家の寿命を大きく縮めてしまうことにもなりかねません。
またそうなってしまえば、プロによる本格的な補修以外に選択肢がなくなってしまいます。
そこで、外壁の錆びを放っておいた場合のリスクについてご紹介します。
錆びの放置により外壁の張り替えが必要になる可能性も
錆びの発生が一部で見た目もそれほど気にならないときや、ちょっとしたもらい錆び程度であれば自分で応急処置を行ったり、しばらく放っておいたりしても特に問題はありません。
ただし赤錆びは思ったよりも劣化進行が速いため、その後も注意して経過観察しましょう。
一方、錆びが大きく進行してすでに外壁の傷みが酷いときには、金属製の外壁の場合には穴が開いてしまうことになるかもしれません。
そうなると、建物内部に雨水が侵入するようになるだけでなく、柱や梁などの構造部にまで大きなダメージが及ぶようになります。
最悪の場合、外壁をすべて張り替えることにもなりかねないので、錆びが大きく進行している場合には早めに信頼できる業者に相談することが大切です。
外壁の錆びの対処方法
外壁の錆びは、進行度合いによって対処方法が異なります。
この章では、錆びの進行度合いによるそれぞれの対処方法についてご紹介します。
自分で応急処置をする方法(DIY)
ここではDIYで簡単にできる錆びの落とし方をご紹介します。
ただしこの方法で落ちないときには、迷わずプロに補修を依頼するようにしましょう。
壁をホースでを洗浄
初めに家庭用のホースで洗浄し、外壁表面に着いた錆びを落としてみましょう。その際にはホースの先を指で潰して、勢いよく水を掛けると落ちやすくなります。
錆び用洗剤で洗浄
ホームセンターなどで販売されている錆び取り用の洗剤を使うと、水で洗うだけでは落ちなかった錆びを落とすことができます。
変色を防ぐためにも、最後によく洗剤を洗い流すことを忘れないようにしましょう。
ブラシ・スポンジの選び方・使い方
ブラシやスポンジ等を使用するときには外壁を傷つけてしまわないように、なるべく柔らかい素材のものを選んで、丁寧に洗い落とすことが大切です。
ただし、もらい錆びなどの表面上の錆びは綺麗になっても、外壁内部にまで浸食した錆びはこれだけでは落としきれないため、根本的な錆び落としは専門業者に依頼する必要があります。
プロによる錆び落としの方法
酷い錆びが発生しているときにはケレン作業が必要になるので、プロに依頼しましょう。
ケレンとは、ワイヤーブラシやサンドペーパー、ディスクサンダーなどの工具を使って、錆びの発生箇所を研磨して錆びを除去する作業のことです。
また錆びを除去した後は塗膜の保護機能が失われた状態になってしまうので、必ず塗装による補修が必要になります。
錆びは見つけた段階で専門の業者に適切な処理を行ってもらえれば再発を防ぐことができるので、メンテナンス費用の面からもメリットがあります。
外壁の錆びのメンテナンスにかかる費用相場
専門業者に外壁に発生した錆びの補修を頼むと、専用工具を使ってケレン(錆び落とし)を行った後に、再度錆びが発生することがないように必要に応じて適切な錆び止め塗料を塗ります。
錆び止め塗料の価格はグレードによって異なり、安価なものであれば300~500円/㎡程ですが、高価な変性エポキシ系サビ止め塗料の場合には、900~1,000円/㎡以上になってしまうことがあります。
しかし耐久性にも明らかな違いが出るため、重要な部分には多少は価格が高くなっても高性能なサビ止め塗料を使用することをおすすめします。
外壁の錆び対策
外壁の防錆び対策で最も大切なことは、錆びの原因を明らかにして必要な対策を行うことです。
表面的な錆びを綺麗に落とすだけでは根本的な解決とはいえず、時間の経過とともに錆びが再発してしまいます。
外壁の防錆び対策をご紹介します。
◇錆びに有効な塗料を塗る
前述したように、錆び止め塗料はレベルによって耐久性が異なります。
最もおすすめしたいのは、付着性や防食性、耐久性に優れ、防錆び効果が高いエポキシ樹脂系の錆び止め塗料です。
防サビ対策を検討する際には、信頼できる専門業者に外壁や建物全体の状態をよく調査してもらった上で、適正な塗料を適正な価格で提案してもらうことが最も大切です。
◇もらい錆びが起こらないように対策をする
本来錆びるはずのない亜鉛メッキ鋼板やモルタルの外壁などが、錆びている鉄などに密着して錆びてしまうのがもらいサビです。
もらいサビを防ぐためには、錆びやすい自転車や脚立などの置き場所に注意すると共に、外壁に密着している雨樋の受け金具やバルコニーの手すりなどの防錆び対策をしっかりと行うことが大切です。
まとめ
外壁に錆びが発生する主な原因は、経年劣化によるものと、もらい錆びの二つです。
もらいサビなどで軽微なものであれば自分で落とすことができますが、ある程度サビが進行してしまった場合には、その原因を追究して根本的な補修を行うことが不可欠になります。
また、錆び落としの作業には危険を伴うことが多いので、決して無理はせずに早めに専門業者に相談することをおすすめします。
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