シーリングの劣化症状の種類をご紹介!
大阪市の外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店ラディエントです。天王寺区から中央区にかけてある空堀通商店街の入り口にショールームがあります!いつもラディエントの現場ブログご覧いただきありがとうございます♪ブログでは、外壁塗装に関する豆知識やお家まわりの情報を発信しています。ご自宅の塗り替えをお考えの方!ぜひご参考になさってください。
皆さんこんにちは!ブログ執筆をさせていただきますラディエントの結城です。
外壁塗装を実施する場合、一緒に考えておくべきものがシーリング工事です。塗装時期を迎えたお宅のシーリングは劣化している可能性が高く、メンテナンスをしなければせっかく外壁塗装を施工しても、効果が半減してしまいます。
そこでシーリングの劣化状態を順番に解説していこうと思います。
Contents
外壁とシーリング材との間に隙間が出来ている(剥離)
原因
- プライマーの塗り忘れ、プライマーの塗りムラ
- 外壁の動きにシーリングの接着強度が耐えられなかった
- 3面接着による施工
対策
- 次回の打ち替え時にはプライマーをしっかり入れる
- 3面接着を防ぐためそこ部分にボンドブレーカーというテープを貼ってからシーリングを打つ
シーリング材の真ん中が切れる破断(はだん)
原因
- コーキング材自体の劣化、寿命
対策
- 次回の打ち替え時には耐久性のいいシーリング材を選ぶ
シーリング材の後ろのバックアップ材、あるいはハットジョイナーが見える
原因
- シーリング材の厚み不足
①の赤丸部分はバックアップ材になります。下の青丸部分がシーリング材になります。ご覧いただいたら分かるようにシーリング材の厚みが1mm程度しかありません。
②こちらはハットジョイナーと呼ばれる下地部材がシーリング材のすぐ後ろにあり①と同様厚みを確保出来ていません。
対策
①の場合は、バックアップ材を入れず、ボンドブレーカーを貼りシーリングを打ち厚みを確保する(8mm以上)
②の場合は背の高いハットジョイナーを設置してなっているものですので、どれだけ耐久性のいいシーリング材を打っても根本的な解決にはなりません。カバー部材で覆う、ブリッジ工法でシーリングの厚みを確保するしかないです。
シーリング材が取れた状態(欠落)
原因
- プライマー不足
- シーリング材の選定不足
対策
- 次回打ち替えにはしっかりプライマーを塗り、耐久性のいいシーリングを見られる
- ここまでくれば当然弾力性はなくスカスカ状態です。早めの対策をする事をおすすめします。
以上がシーリング材の傷み状況の原因と対策になります。やはり全体的なお話で言えば、耐久性のないシーリング材で施工している場合がほとんどです。
シーリングの黒ずみ
シーリングが黒くなって汚れているように見える事はありませんか?あれはブリード現象と言ってシーリング材と塗料が反応することで、シーリングが黒ずんだりグレーの汚れが浮き出てきたりする症状です。ブリード現象は、シーリングを打ち替えしてその上から塗装した場合に起こる現象です。外壁の素材がモルタルでもサイディングでも、両方で発生します。
これが、【ブリード】という現象です。
ブリードの原因は、シール材の中に可塑剤(かそざい)という成分によるものです。塗り終わった後はキレイでも、時間が経ちシール内部の可塑剤が塗料と反応して浮き出てくることで、塗装面に移行しベタつき感がでてきます。これにより汚れを拾いやすくなり、黒ずんできます。塗装の業界では、これを汚染(おせん)と言います。
仮にこの壁の上に塗装しても、時間が経てば同じ様に汚染されてきます。そこで、ブリードを防ぐため可塑剤移行防止剤を先に塗っておきます。打ち替え時には、ブリードしにくいノンブリードタイプのシーリング材を使用するのが前提となります。
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