海沿いの家の外壁を塩害から守る方法とは?
2024.07.06 (Sat) 更新
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塩害ってなに?
大気や水に含まれた塩分が、土壌や近くの田畑に影響を与えることで農作物の成長を阻害することがあります。またこれらの塩分は風に乗り、農作物だけではなく付近の電線や建物にも影響を及ぼします。風によって運ばれるものを塩風害と呼びます。
塩害は主に海の近くの地域で起こります。海岸地方ではアルミニウム建材やアンテナ、あるいはコンクリート製の建材にまで塩害による劣化が見られることがあります。さらに風の強い日本海側では雪によって塩分が内陸まで運ばれ、海のすぐそばではないのにも関わらず塩分の影響を受けてしまうこともあるのです。
海の近くの暮らしでは無視できない塩害。大切な家を長持ちさせるためにも適切なメンテナンスが必要です。
コンクリートや鉄部に塩害が起こる原因
堅牢なコンクリート建材は一見、塩害とは無縁に見えます。しかし、コンクリートの塩害は内部で密かに進行します。外から分かるころには時すでに遅し、なんてことも…。そんな恐ろしいことにならないためにはまず塩害を知ることが大切です。どのようにコンクリートや鉄部で塩害が発生するのか、そのメカニズムについて解説します。
なぜ塩害は発生するのか?
コンクリート造の建築物は骨子として中に鉄筋が入っています。この鉄筋が塩分の影響を受けてさびてしまうことで膨張し、コンクリートのひび割れや剥落(はくらく)を起こします。
コンクリート内の鉄筋は、通常強いアルカリ性で保護された緻密な膜を形成しているので、さびにくくなっています。しかしコンクリート自体が潮風にさらされ続けることで塩分濃度が上がっていきます。そうしてコンクリートに含まれる塩分が一定の濃度を超えてしまうことで、鉄筋を守っていた被膜も破壊され腐食が始まってしまうのです。
このように一度劣化してしまうと、外側から補修しても再劣化する可能性が非常に高くなります。
塩害のメカニズム
塩害のメカニズムを詳しく見ていきましょう。
コンクリート内の鉄筋は常にセメントに囲われていますので、常に水酸化カルシウムが補給されている状態です。そのため高いアルカリ性の状態を保っています。この時鉄筋は「不導体被膜」という緻密な膜で保護されています。
ところがセメントの塩分濃度が上昇しますと、それによって発生した塩化物イオンが被膜を破壊してしまうのです。守りを失った鉄筋はコンクリート内の酸素や水分に無防備になってしまい、直接それらの影響を受けてさび始めます。
しかし、もともとコンクリート自体にも塩化ナトリウムなどの塩分は含まれています。だからといって鉄筋は直ちにこれらの影響を受けるわけではありません。潮風、海水、凍結防止剤などによって徐々にコンクリートの塩分濃度が上昇し、一定濃度を超えることで初めて腐食やさびが始まるのです。
つまりコンクリートの塩害は、周囲の環境に大きく左右されることが分かります。塩分の影響を受けやすい地域の建物ほど、塩害によるコンクリートの劣化が早まります。
一度鉄筋の腐食が始まってしまうと、鉄筋自体が膨張し周囲のコンクリートにひび割れを生じさせます。そして、割れた部分からさらに腐食因子が入り込むことでより腐食が進むという悪循環に陥ってしまうのです。一度塩害によって劣化が始まると、適切な補修がされない限り繰り返し劣化することも多いです。塩害の多い地域の建物はその辺りを踏まえた対策が必要です。
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